これまでユーザー車検を10回ほど受けた経験のある、アラフォー女の木葉らんです。

予備検査を活用しておけば、初心者のユーザー車検でも安心して検査できます!
はじめてユーザー車検をする場合、予備検査(テスター屋とも言います)のことを知らない人は多いです。
私もはじめてのユーザー車検のとき、予備検査を受けていませんでした。
でも、検査場の手前に予備検査と書かれた看板があって、ずらりとクルマが並んで待機していたので、なんだろうと不思議に思っていました。
2回目のユーザー車検でヘッドライト検査が不合格になり、その時初めて予備検査のことを知りました。
予備検査は2種類ある
予備検査は、前もって検査するという意味で同じなのですが、用途として2種類の使い分けがあります。
一つ目は中古車販売などで、未登録のナンバープレートがないクルマの検査をする、『予備検査』があります。
今回解説する内容の予備検査になるのが、こちら。
二つ目は、ユーザー車検をする前に本番と同じ箇所の検査をする、『予備検査』です。
予備検査は、解答用紙のある試験問題を解くようなものです。
本番同様に検査して、悪いところを修正(=整備)して本番に挑むことができるのです。

僕みたいな初心者には、すごく心強いです。

費用はいくらくらいなんでしょう?
ユーザー車検で節約できても、予備検査で結局費用が高いと意味がない感じがしますけど・・・

そうですよね。でも、私がいつも利用する予備検査の費用は、1,100円です。
法定費用と合わせても安いので、いつも利用しています。
この記事で分かること
- 予備検査の内容と予備検査を受けるメリット
- 初心者のユーザー車検で見落とすポイント
- 予備検査の費用
- 廃車する前に予備検査を活用するメリット

スムーズにユーザー車検を終わらせたいなら、事前に予備検査を活用することをおすすめします!
では、予備検査について解説していきます。
初心者ユーザー車検は必須|予備検査のメリット
1-1.予備検査の内容


さきほど説明した通り、予備検査はユーザー車検をする前に本番と同じ箇所の検査をします。
予備検査場での作業時間は、約5~10分程度です。
予約制ではなく、到着順なのが一般的です。
混雑していても作業内容は短時間なので、順番は早く回ってくる印象です。
混雑時期(2月~3月)は例外もあり得ますので、早めの到着が必要かもしれません。
スピーディーなので簡易的な検査になるのですが、要所を押さえた検査をしています。
検査コース内で行われる検査内容は、以下の6つの検査が行われます。

この6つの検査のうち、私がいつも利用する予備検査では下廻り検査以外の検査をしてくれています。
テスター屋は民間の会社が運営しているので、それぞれの特徴・サービスがあると思います。
予備検査の店の看板で検査項目や金額が書かれていたりするので、確認してみましょう。
ここがポイント
- 本検査の前に、短時間で事前検査ができる!
基本的には、本番の検査内容を事前に行うものと思って構いません。
1-2.初心者ユーザー車検にとって必須な理由|メリット

予備検査は、それぞれの検査をした後に不適合な箇所を発見した場合、その場で調整してくれます。
自分で測定できない光軸調整や排気ガスの検査は、機械を使って確認してもらえます。
ユーザー車検の場合、見落としがちな点検や自分ではわからないことも、この事前検査でカバーできるというわけです。

はじめてユーザー車検するときは、検査に慣れていないので不安になるのは仕方ありません。
なので、予備検査は強力な精神安定剤になります。
予備検査で調整済みなので、大丈夫と自分に言い聞かせて、落ち着いて本検査に臨めます。
実は、予備検査はもうひとつメリットがあります。
万が一、本検査で不合格になった場合でも、再度調整してもらえます。
はじめてのユーザー車検で不合格になった場合、正直このあとどうすればいいのかと戸惑ってしまいます。
でも困ったときに、助けてくれる場所がすぐ近くにあるのは安心です。
ここがポイント!
- 不適合な箇所を発見した場合、その場で調整してくれる!
- 本検査で不合格になった場合でも、再度調整してもらえる!
- 予備検査は、落ち着いて本検査に臨むための強力な精神安定剤!
予備検査を行う場所は、検査場がある運輸支局・軽自動車検査協会のすぐ近くにあります。

あなたがはじめてユーザー車検する場合、どこに予備検査場があるのか調べておいてくださいね。
1-3.予備検査の料金


民間の会社が運営しているため、料金は様々です。
私が毎回利用しているテスター屋の場合、前金の現金払いで1,100円(税込み)です。
最初に必ず簡単な検査の説明をしてくれて、支払い後は領収書をくれます。
検査内容は、排気ガス検査・光軸検査・サイドスリップ検査・スピード検査・ブレーキ検査のトータル検査です。
料金が安いということもあって簡易的な検査になるのですが、光軸検査に関しては毎回調整をしてもらっています。
光軸検査は、以前2回不合格になったことがあります。
特に不合格になりやすい項目なので、自分で調整ができない場合は、調整してもらう必要があります。
ここがポイント!
- 光軸のズレで不合格になりやすいので、光軸検査の調整は毎回必須です。
- 普段走行しているとガタガタ道や段差などで、光軸は意外とズレてしまうことが多いです。
- 毎回予備検査をしなくても、光軸検査が不合格になった場合に利用して調整してもらっても問題ありません。
一般的な料金
テスター屋によっては料金体系が異なり、個別料金になっているものとトータル料金とがあります。
個別料金は、排気ガス検査だけで〇〇円、光軸検査だけで〇〇円、と自分でオーダー出来ます。
私が利用しているテスター屋はトータル料金なので、ここだけ検査してといったほうが割高になってしまいます。
料金やサービス内容に関して不明な場合は、利用するテスター屋に問い合わせしてみてください。
料金に関しては、こちらの記事で具体的な金額を紹介していますので、参考にしてみてください。
関連記事 >>>車検前に受ける予備検査のテスター代は?費用や利用方法を解説
1-4.廃車する前に予備検査を活用!

以前古いクルマをユーザー車検した時、予備検査で排気ガスの数値が心配だと言われ、検査をするときのアドバイスをしてくれました。
自分では分からなかった対処法で合格しましたが、何も知らないで受検するよりは合格に近づいたと思います。
検査合格後に、改めて不安な場所の整備をすることができました。
廃車するか迷っている場合
新規登録から13年を経過したクルマは、税金の面で割高になってしまいます。
走行距離が少ない場合でも部品の交換を勧められるので、13年を境に廃車するか迷う時期になります。
クルマの買い替えのために、販売店の過剰整備を勧めるところもあるので、冷静な判断をしてみてください。
そんなときは、ユーザー検査をするしないにかかわらず、予備検査を行ってみてください。
予備検査はユーザー車検専用ではないので、普段でも気軽に検査してもらえます。
問題ないようなら、ユーザー車検を受けてみればいいと思います。
不合格になりそうな判断材料がある場合、廃車を決断しても遅くはないと思います。
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まとめ|予備検査のメリット


いかがでしたか?
今回はユーザー車検にとって、利用すべき予備検査について解説してきました。
特に、はじめてのユーザー車検で不慣れな場合や不安な人にとっては、予備検査はオススメです。

予備検査があれば、ユーザー車検も出来そうですね!

ユーザー車検に慣れたら、毎回受けるのではなく不合格になった場合に予備検査で調整してもらうという方法もありますよね?

そうですね。
ユーザー車検に慣れてしまえばどちらでも対応してもらえるので、あなたが好きな方法を選べばいいと思います。
では、最後におさらいしておきましょう。
予備検査と呼ばれるものは、2つありました。
- ナンバープレートがない未登録車の検査 ➡ 中古車販売の予備検査
- 継続検査をするユーザー車検で、スムーズに通過させるために活用する前検査 ➡ ユーザー車検の予備検査
➜今回解説してきた予備検査は❷のほうです。
- 本検査の前に、短時間で簡易検査ができます。
- 不適合な箇所を発見した場合、その場で調整してくれます。
- 見落としがちな点検や自分ではわからないことも、この事前検査でカバーできます。
- 本検査で不合格になった場合でも、再度調整・アドバイスしてもらえます。
- はじめてのユーザー車検の場合は、落ち着いて受検・対処できるという安心感があります。
- 廃車するか迷っている場合、予備検査をしてから判断しても遅くありません。

何も問題がない場合は「必要なかったな」と思うかもしれませんが、不合格になった時の保険だと思って利用しておくことをおすすめします。
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