これまでユーザー車検を10回ほど受けた経験のある、アラフォー女の木葉らんです。

年に一度の自動車税の支払いが面倒だと感じたら、決済方法を変えてみてください。
自動車税は納付期限が決まっています。
払い忘れたり滞納すると、延滞金が発生したり車検が受けられないなんてことになってしまいます。

気を付けているのですが、ついつい・・・忘れがちになってしまうんですよね。
指定した口座からの自動引き落としにしておくと、何もしなくても勝手に引き落とされていますから安心です。

最近はキャシュレス決済ができるようになって、便利になっていますよね。
自動車税の支払い方法は、現金払いかキャッシュレス決済かを自由に選ぶことができます。


これだけ支払いの方法があるのを知っていましたか?
あなたが好きな方法を選択することができるので、とても便利になりましたよね。
でも、注意しなければならない点がいくつかあります。
この記事では、自動車税の納税方法と注意点について解説していきます。
この記事で分かること
- 自動車税を現金払いしたほうがいい(6月車検)理由と対象になる場合
- キャッシュレス決済の種類は3つ|クレジットカード・アプリ・口座振替
- クレジットカードは手数料がかかる|自治体によって異なる
- アプリで決済するとき|バーコード付きの納付書が必要
- 口座振替は事前に金融機関で手続きが必要|すぐには使えない

では、順番に見ていきましょう!
自動車税の現金払い


毎年5月のGW時期になると、自動車税の納付書が届きます。
金融機関で払うのは面倒なので、コンビニで支払うことができて便利だと思っていましたよね。
でも、今はキャッシュレス化が進んできて、コンビニで払うことすらちょっと不便にも感じるようになってきました。
キャシュレス決済が便利になる一方で、デメリットもあります。
キャシュレス決済の場合は、すぐに領収書や証明書が発行されないことです。
1-1.自動車税の支払い期間
普通車も軽自動車もどちらも期限は、5月31日となっています。

さきほども言いましたが、自動車税の未納があると車検を受けることができません。
車検時に自動車税を納税したことを証明できるのが、自動車税種別割納税証明書です。
1-2.通知書のバーコードで窓口決済
通知書が送られてくると、下記のような納付書が入っています。

ちなみに、この納付書は普通車のものになります。
これを金融機関の窓口やコンビニで納付すると、領収日付印済みの右側の半券を引き換えて受け取ります。
その半券が、自動車税種別割納税証明書です。
これは、あなたが自動車税を納付したことを確実に証明できる証明書になります。
軽自動車の場合も同様です。

1-3.現金払いが確実なケース|車検6月

キャッシュレス決済よりも、納付書による現金払いがおすすめな場合があります。
自動車税は通知書が届いてから納期限まで約1か月間ありますが、ギリギリで納付する場合は注意が必要です。
キャッシュレス決済のデメリットは、証明書がすぐ手に入らないことです。
普通車と軽自動車の違いを、簡単に比較してみました。

この比較で分かることは、普通車と軽自動車では税金の管轄が異なるということが分かります。
つまり納税証明書が必要な場合は、普通車は県税事務所、軽自動車はお住いの市町村にて手続きが必要になります。
【車検に必須】車の納税証明書の再発行方法|軽自動車と普通車の違い
①普通車で6月車検なら現金払いをしたほうがいい理由
車検を行う時期が6月1日~中旬頃(約2週間)までの場合、現金払いにしておくことをおすすめします。
理由 ➡ 車検日に窓口で納税確認ができない場合は、車検ができないため

分かりやすく説明しますね。
自動車税の納付期限最終日の5月31日に納税した場合、車検の窓口ではデータが反映されず確認できない期間が、約2週間ほどあります。

現金払いをしておけば自動車税種別割納税証明書が手に入るので、提示することで受付が可能になります。
5月31日にキャッシュレス決済をした場合は、納税したことを確認するための証明書が手元にないので、納税証明書の発行をしなければならなくなります。
逆にキャッシュレス決済を利用する場合、車検日の2週間以上前に納税を済ませておけば大丈夫です。
納付書が届いてすぐに支払いを済ませておけば、何も問題はありませんよ。
②軽自動車のキャッシュレス決済は要注意の理由
軽自動車の場合は、キャッシュレス決済は要注意です。
軽自動車税は、地方税のうち市町村税となっていて、管轄の市町村に納税します。
キャッシュレス決済をした場合に後日納税証明書が送付されますが、自治体によって送られてくる時期は異なります。
軽自動車の場合は、車検時に納税証明書の提示が絶対に必要になるので、納税証明書が届かなければ車検が受けられません。
つまり、現金で納税しておけば自動車税種別割納税証明書が手元にあるので、問題ありません。
③5月車検の場合は大丈夫なのか?
普通車の納税証明書を見てみると有効期限があり、赤枠で囲んだ部分をみると有効期限が確認できます。

軽自動車の場合は、お住いの市町村からはがきで『納税証明書』が送られてきます。
下の赤枠部分に有効期限が記されています。

有効期限 ➡ 翌年の5月末までが有効期限になっています。
つまり、昨年きちんと納税していれば、普通車であれば納税確認ができるし、軽自動車であれば昨年の軽自動車税種別割納税証明書は確実に届いているはずですから、それを提示すればよいのです。
5月車検の場合は、昨年の有効期限が残っているので、納税していれば問題ありません。
紛失した場合は、納税証明書の再発行が可能です。
【軽自動車税の注意事項】
- キャッシュレス決済をした場合、6月中旬~下旬ころに納税証明書が郵送されます。
- 車検時に直近の納税証明書1枚が必要になりますので、必ず保管してお行きましょう。
自動車税のキャッシュレス決済の種類と方法


これからはキャッシュレス化が進み、税金の支払いにも多くの人が利用するようになります。
キャッシュレス決済の種類は3つ
1. クレジットカード ➡『Yahoo!公金支払い』
2. PC・スマホアプリ ➡ PayPay・LINE Pay・au PayPay
3. 口座振替 ➡ 口座から自動引き落とし
便利な決済方法ですが、それぞれどうやって利用すればいいか詳しく説明していきます。
2-1.クレジットカード|未対応の地域もあり

クレジットカードで決済する場合は、ネットで『 Yahoo!公金支払い 』から支払います。
①『Yahoo!公金支払い』のサイトで決済する

コンビニで支払うときに、クレジットカードで払うことはできないのでしょうか?

それは出来ません。
クレジットカードで決済する場合、Yahoo Japan の『Yahoo!公金支払い』からネット上で決済するようになっています。
使えるクレジットカードの種類
普通車の支払いでは、以下のロゴが入ったクレジットカードが使えます。
MasterCard、VISA、JCB、Diners Club、AmericanExpress

軽自動車の場合、使えるクレジットカードの種類は各自治体によって異なります。
各自治体のホームページで確認が必要です。
利用可能Tポイント
Tポイントがたまっている場合は、支払いの際に1ポイント=1円として使うことが可能です。

支払いの手順
納税通知書をお手元に準備して、支払い手続きを開始してください。

手数料の330円が必要になります。

注意事項を確認したら、同意にチェックを入れてお手続きはこちらをクリックします。


②『Yahoo!公金支払い』未対応の地域

残念ですが、全国すべての地域で対応しているわけではありません。

『Yahoo!公金支払い』でクレジットカード払いができない地域がありますが、それらの地域は『Yahoo!公金支払い』以外のサイトでクレジットカード手続きができます。
③手数料がかかる
クレジットカードで支払う場合は、手数料を負担しなければなりません。
- 普通車の場合は、330円(税込み)です。
- 軽自動車の場合は、支払い1件による決済手数料が各自治体で異なり、納税金額に応じた手数料となっています。

次に紹介するアプリを使った決済をすれば、手数料はかかりません。
2-2.PC・スマホアプリ| PayPay・LINE Pay・au PAY
手数料がかからない支払い方法を紹介します。
PCやスマートフォンで使えるアプリで支払うと、手数料はかかりません。
PayPay LINE Pay ➡納付書1枚当たりの金額が30万円以下、バーコードの付いたものが利用できます。
①PayPay
決済方法
アプリを起動して納付書のバーコードを読み取ります。
金額が提示されたら間違いがないか確認して、支払うボタンを押すと完了です。
自動車税が支払える自治体
全国42の都府県の自動車税のお支払いに対応しています(2021年5月現在)。

②LINE Pay
決済方法
アプリを起動してLINEアプリ内のウォレットタブにある請求書支払いを開きます。
バーコードリーダーが起動したら、納付書のバーコードを読み取ります。
金額が提示されたら間違いがないか確認して、LINE Payにチャージしている金額から支払えば納税完了となります。

③au PAY
au PAYで支払いができる自治体は、現在は東京都と神奈川県の2つだけです。
スマホ決済「au PAY」2021年5月1日よりで神奈川県税の支払いが可能に
2-3.口座振替
口座振替は、 金融機関の口座から毎年自動で引き落とされます。

毎年自動で引き落とされるので、払い忘れがありません。
①利用開始の手続き|金融機関
始めて利用する場合、利用したい金融機関の窓口で開始手続きをしてください。
STEP 1
口座振替申込書は、市町村担当窓口、金融機関窓口で手に入れることが可能です。
口座振替申込書を取り寄せできる場所
- 電子申請サービス PC・スマホからアクセス
- 管轄の県税事務所の窓口・電話
- 取り扱い金融機関の窓口
➡申込書を提出する場所は、あくまで金融機関になります。
STEP 2
通帳・印鑑(通帳登録印)・車検証等自動車の登録番号が分かるものをご持参ください。
引き落としを希望する通帳の届出印が必要です。
STEP 3
口座振替申込書に記入の上、金融機関の窓口に提出してください。
申込み期限は、毎年2月末日です。(新規・変更・解約)
②利用開始時期
手続きをしてすぐに開始できません。
➡来年度から口座振替ができるように、事前に手続きをしておく必要があります。
2月末日までに金融機関の窓口で受付けた場合、翌年の5月末日から自動で引き落としが始まります。
③残高不足
口座の残高不足等により口座振替ができなかった場合、再振替は行いません。
後日送付する納付書で納めてください。
残高不足にならないように注意しておきましょう!
まとめ|キャッシュレス決済の種類と方法


自動車税の現金決済とキャッシュレス決済について、まとめです。
現金払いの場合
車検を行う時期が6月~中旬の場合、現金払いにしておく
- 普通車の車検の窓口では、データが確認できない期間が約2週間ほどある。
- 車検日に窓口で納税確認ができない場合は、車検ができない。
- 現金で納税しておけば、『自動車税種別割納税証明書』が手元に残る。
- 軽自動車は車検時に『自動車税種別割納税証明書』の提示が必要で、キャッシュレス決済をしてから納付書が届くまでに時間がかかる。
キャッシュレス決済の場合
- クレジットカード
『Yahoo!公金支払い』手数料が必要。 - PC・スマホアプリ
PayPay・LINE Pay・au Pay 手数料なしで決済できる。 - 口座振替
最初に金融機関の窓口で手続きが必要になるが、解除するまで毎年自動で引き落とされるので払い忘れがない。

現金で納税したほうがいい場合と、キャッシュレス決済を利用する場合の理由が分かりました!

キャッシュレス化は便利ですけど、スマホの提示では証明できないのですね。
便利さは、時には不便になることもあるので注意が必要です。

公的な税金の支払いを証明するには、決められた『納税証明書』の提出が必要になります。
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