これまでユーザー車検を10回ほど受けた経験のある、アラフォー女の木葉らんです。
ユーザー車検をするひとは、クルマイジリが好きな人だと思っていませんか?
そんなことはなくて、運転できる人なら誰でも出来ます!
運転のできるあなたも、もちろん出来ますよ。
これまでユーザー車検を何度も経験してきましたが、実は不合格になることはたまにあります。
その日のうちに何とかなるものばかりで、再検査して合格になります。
検査の流れや操作方法など知らないでユーザー車検をすると、操作ミスで再検査になってしまいます。
ポイントを抑えておけば、当日の検査で慌てることはありません。
もっとたくさんの人に、クルマの維持費の節約やユーザー車検のやり方が広まればいいのに、と思ってこの記事を書いています。
➡ STEP1からSTEP4までの『ユーザー車検 -基礎講座-』 をひと通り学べば、はじめてでもユーザー車検に臨めます。
前回のSTEP2では事前準備について解説していますので、まだ読んでいない方はこちらも読んでみてくださいね。
そして、今回はSTEP3の検査内容について解説していきます。
ユーザー車検は、一度慣れてしまえばその後何度でもできるようになるので、おすすめです。
あなたもぜひ、ユーザー車検にチャレンジしてみてください。
あなたが合格できるように、応援しています!
STEP3 検査内容について
ではさっそく、STEP3検査内容について解説していきますね。
ユーザー車検の当日の流れは、こんな感じです。
STEP3で学べる事
- 当日の流れと検査内容 -
予備検査検査場外で予備検査を行う(任意だけど必須!)➡ユーザー車検をする場合は、予備検査が欠かせません。
- Stage1 窓口で受付 ➡検査場に到着してから、受付完了までの流れを把握しておきましょう!
- Stage2 同一性の確認・外観検査 ➡検査コース外で行う検査の流れと操作手順を学べます!
- Stage3 検査コースへ入場 ➡検査コース内で行う検査の流れと操作手順を学べます!
- Stage4 窓口に検査書類一式を提出 ➡窓口で、車検証と標章を受け取って終わりです。
- 再検査不合格になった場合(慌てなくてOK! 対処法がある)➡当日再検査をする場合と、別日に再検査する場合の対処法があります。
最初にある予備検査は、受けておいたほうがいいのでしょうか?
本番で検査する前に予備検査をしておけば、安心ですよ。
絶対ではありませんが、ユーザー車検とセットに考えていいたほうがいいですね。
予備検査では、その名の通り事前に検査を行うものです。
つまり、ここで見てもらっておけば、本番でも合格する確率は高いわけです。
私がユーザー車検を始めた最初の頃、この予備検査を行わずに本番で検査をしていました。
2回ほど光軸のズレが原因で、ヘッドライト検査が不合格になりました。
実は、ユーザー車検で不合格になるのは、ヘッドライト検査が意外と多いです。
クルマの走行中にバルブが動いてしまったり、自分で交換した場合など、が主な原因です。
予備検査では機械を使って光軸調整してくれるので、合格も同然です。
予備検査については、こちらの記事を参考にしてください。
予約なしで行ける予備検査のメリット|初心者ユーザー車検は必須!
今回説明する検査内容は、普通車と軽自動車とで少し違いがあります。
どちらも検査する項目は同じですが、軽自動車の場合はリフトで車体ごと上昇して行われます。
また、ひと昔は検査が別々に分かれていたのですが、今は1コースで検査がすべて完結できるマルチテスタ(自動方式総合検査用機器)で検査を行います。
流れに沿って検査が行われるので、とても効率がいいです。
途中で事故が起こらないように、その場の検査官が注意して見守ってくれています。
本番の検査内容が気になります。教えてください!
はい、では始めて行きましょう!
1-1.窓口で受付|到着後の準備も大事!
ユーザー車検の当日は、はじめてのことばかりで忙しいと思いますが、落ち着いてやっていきましょう!
検査場の駐車場にクルマを停めたら、頭を整理しましょう。
やるべきことは、受付です。
①駐車場に到着後すること5つ
POINT! 5つ
①ダッシュボードから車検証と自賠責保険証を取り出して下さい
②オドメーター(積算走行距離計)をもう一度確認(メモか写真撮影)して、そのまま表示させておきましょう。
③ヘッドライト照射のレベライザーを「0」に合わせておきましょう。
④フォグランプのスイッチを「ON」にしておきます。
⑤タイヤのホイルカバーを、外しておきましょう。
受付をする前に、ダッシュボードから車検証と自賠責保険証を取り出して下さい。
当日のオドメーター(積算走行距離計)をもう一度確認(メモか写真撮影)して、そのまま表示させておきましょう。
外観検査で、検査官が数字を確認します。
ヘッドライト照射のレベライザーを「0」に合わせておきましょう。
ダイヤルを大きな数字の方へ回すほど、照らす方向は近く(=下向き)になります。
ヘッドライト検査では、照らす方向は遠く(=上向き)で、標準の「0」に合わせておきます。
フォグランプのスイッチを「ON」にしておきましょう。
フォグランプが搭載されていないクルマは検査はありませんが、既に搭載されている場合は点灯するか検査があります。
ライトを点灯させたときに連動してフォグランプも点灯するようになっている場合、フォグランプのスイッチをONの状態にしたままにしておかなければ連動しません。
再度、確認しておきましょう。
最後に、タイヤのホイルカバーがある場合は、外しておきましょう。
準備ができたら、さっそく受付に行きましょう!
②受付の流れを把握して行動しよう!
ユーザー車検は、自分ですべて行うのが基本になっています。
わからないことがある場合は、事務所内の事務員に聞けば教えてもらえるので、安心してくださいね。
受付が混雑している場合は、案内してもらう余裕などないときも実際にあります。
ほとんどの人が手続きに慣れているので、手際よく受付を済ませる人ばかりです。
はじめての場合は、あらかじめ受付の流れを知っておいたほうが、当日絶対に役立ちますよ。
受付は、次の流れになっています。
『申請書類受付』までの流れ
- STEP 1最初に登録事務所にいきましょう✓車検証・自賠責証明書・お金の3点を必ず持参して、登録事務所に向かいます。※予約番号のコピーかメモ書きも念のため持参します。➡STEP3
- STEP 2窓口のファイルケースを探しましょう✓申請書類を入手する①継続検査申請書 ②自動車重量税納付書 ③自動車検査票(1)※③自動車検査票(1)は、次のSTEP3で入手してください。
- STEP 3車検証のバーコードをスキャンします✓必要事項が印字された③自動車検査表(1)が、印刷される下部の備考欄に、日付と予約番号が印字されています。
- STEP 4必要事項の記入をします✓記載コーナーで、必要事項を記入する。①継続検査申請書 ②自動車重量税納付書 ③自動車検査票(1)
- STEP 5事務所を出て、売店へ向かいます✓記載済みの書類と車検証が必要です。ここでは、自動車重量税や検査料などの支払いをします。売店の人が、印紙を貼り付けてくれます。
- STEP 6自賠責保険の支払いをします✓自賠責保険料の支払いをして、証明書を発行してもらいます。今までの自賠責証明書も必要で、新旧証明書を重ねホッチキスで止めて手渡されます。
- STEP 7書類一式を持って、再度登録事務所の受窓口へ行きます✓窓口に書類一式を提出し、不備がなければすべての書類を持って検査場へ向かいます。
どうですか?はじめての場合は、受付だけでもひと仕事です。
受付は慣れればなんてことないのですが、何とかなるだろうと思っていたら、意外と時間を消費してしまいます。
この後の本検査に集中したいので、受付はスムーズに終わらせてしまいましょう。
ポイント
受付の流れを把握しておくことは、とても大事です。
ここで時間を費やして、検査時間が短くならないようにましょう。
申請書類の書き方については、別の記事で詳しく解説しています。
申請書類の記載が終わってから、お金の支払いになります。
書類の記載がないまま支払い手続きに売店へ行っても、受付してくれません。
③検査コースの確認・見学
はじめての場合は、事務所内に検査コースの動画案内が設置されています。
これからどのような検査をするのか、みておくと安心です。
また、実際にあなたが受検する検査コースの見学ができます。
他の受検者の様子を見ることができますよ。
検査場によって検査内容が異なるので、事前に確認しておくことをおすすめします。
受付が終わったら、書類一式を持って検査コースに並びます。
1-2.同一性の確認・外観検査
順番がくるまで、他のクルマの検査を見て観察しておきましょう!
検査コースの入り口付近で、検査官が個別に検査を始めます。
検査官があなたのクルマの前に立ったら、検査が始まります。
身振り手振りや声で指示しますが、声は聞き取りにくいと思っておいたほうがいいです。
窓は左右とも開けておきましょう。
同一性・外観検査の流れは、はじめての場合スピードが速いと感じるかもしれません。
検査官の指示を待つのではなく、決められた検査の流れを覚えて素早く操作できるようトレーニングしておきましょう。
順番が多少間違っても、検査官は決められた検査内容が確認できれば良いのです。
青文字の部分は、あなた自身が行う動作です。黒文字は検査官の動作です。
外観・内装検査の流れ
外観検査(前方)
窓を開閉して、検査官に検査申請書類をすべて渡します
※検査内は声が聞き取りにくいため、左右とも窓を開けておきます
検査官がクルマの前方にきて、すぐ検査を開始します
※身振り手振り・声で指示しますが、声ははっきり聞こえないと思っていたほうがいいです
①スモール
②ロービーム
③ハイビーム④ウインカー右
⑤ウインカー左⑥ウォッシャー
⑦ワイパー⑧ハザード⑨クラクション
①~⑨を15秒以内で行えるようにトレーニングしましょう!
Step2
同一性の確認(車内)
検査官が運転席に近寄り、運転席前のメーターパネルを確認します
・シートベルト警告灯など(ランプが点灯しているか確認)
・走行距離オドメーター(書類に記載した走行距離と一致するか確認)
同一性の確認(ボンネット開閉)
⑩下車してボンネット開ける
・車台番号確認(車検証の車台番号と一致するか確認)
⑪ボンネットを閉め、運転席に戻る
・シートベルト(後部ドアを開閉して確認)
・発炎筒(助手席ドアを開閉して確認)
・ホイルナット(ナットの緩みがないか確認)
外観検査(後方)
検査官がクルマの後方に廻り、検査をします
⑫ウインカー右
⑬ウインカー左
⑭ブレーキ
⑮バック
⑯ハザード
ギアをP(パーキング)にして停車する。
⑫~⑯を15秒以内で行えるようにトレーニングしましょう!
待機
検査官が窓際にきて、すべての検査申請書類を渡してくれます
検査申請書類には、検査コース内で記録器に挿入するものがあるので、すぐ取り出せるように運転席前のダッシュボード付近に置いておきましょう。
初めて車検を受ける場合や不安な人は、検査官に声を掛け補助(サポート)を依頼します。ハザードにしておけば、言い忘れても必ずきてくれます。
慣れないうちは、ほかの検査の妨げにならないよう、恥ずかしがらずに補助(サポート)してもらいましょう。
次は、いよいよ検査コースに進入していきます。
1-3.検査コースへ入場
検査コースは、普通車と軽自動車で仕様が少し異なります。
あなたがユーザー車検を行うクルマが普通車なら、こちらの記事もあわせて確認してください。
軽自動車の場合は、こちらの記事で確認してください。
検査コース内では、集中して行う操作があり長く感じられるかもしれませんが、所要時間は10分くらいで終わってしまいます。
検査書類がすべて合格になったら、検査は終わりです。
駐車場にクルマを停めて、書類一式を持って窓口へ行きましょう。
不合格になった場合
はじめてのユーザー車検で不合格になっても、特別ではありません。
よくあることなので心配いりません!
はじめての場合は検査の操作に不慣れなので、どうしても再検査になってしまいます。
検査の操作ミスやライト類のバルブ切れといった単純で確認不足なことが原因で、不合格になることが多いです。
単純なミスは、その日のうちに再検査して合格になることが多いです。
なので、検査中の電光表示器が「×」になったとしても、慌てないで落ち着いてくださいね。
あなたの周りにいる他の人は大抵クルマの整備会社の人なので、検査のベテランです。
それこそ1か月に何回も検査をする人もいます。
最初からうまくやるのは難しいことで、再検査になるときは慣れていてもなります。
予防策としては、事前に検査コース内の見学をしておくことと、操作のシュミレーション練習をしておくことです。
ユーザー車検前のシュミレーションは、とても大事です。
当日は緊張してしまうので、自信をもってやれるように何度も練習しておきましょう。
単純な操作ミス以外にも、ヘッドライトの光軸がズレていて不合格になりやすいのですが、自分で調整するのは難しいです。
ユーザー車検をする場合は、事前に検査場付近のテスター屋での予備検査を行ってみてください。
予備検査を行っていれば、安心して本番の検査を受けることができますよ。
予約なしで行ける予備検査のメリット|初心者ユーザー車検は必須!
また不合格になった場合は、当日に再検査できる場合と別日に行う場合とがあります。
当日再検査できれば、追加費用が不要です。
別日に行う場合は、限定自動車検査証を発行しておきましょう。
私の場合、今まで3回不合格になり、その日のうちに再検査で合格になりましたよ!
再検査になることは、特別なことではありません。
ライトが一つでも点灯しなかったら車検に通らないので、すべての基準をクリアできるようにすれば良いのです。
1-4.窓口に検査書類一式を提出
合格の書類一式を持って、最初に受付した事務所へ行きます。
提出する場所は決まった窓口がありますので、確認してください。
番号札を取って、呼ばれるまで待ちます。
混雑していなければ5分~10分で新しい車検証(自賠責保険証)と標章ができるので、受取りすべて終了となります。
お疲れさまでした!
やっと笑顔になれる瞬間です。
駐車場で、新しい標章(ステッカー)を窓ガラスに貼っておきます。
タイヤのホイルカバーも、元通りに装着しておきましょう。
新しい車検証と自賠責保険証は、走行する場合は携帯義務があるので、車内のダッシュボード内に保管しておくようにして下さい。
ポイント
①標章は、すぐに窓ガラスに貼っておきましょう。
②タイヤのホイルカバーを、元通り装着しておきましょう。
③新しい車検証と自賠責保険証は、車内に保管しましょう。
まとめ|【検査内容編】はじめてのユーザー車検|基礎講座3
今回の『基礎講座3』では、検査内容について解説してきました。
今回の講座内容を、おさらいしておきましょう。
STEP3で学んだ事
- 当日の流れと検査内容 -
予備検査検査場外で予備検査を行う(任意だけど必須!)➡ユーザー車検をする場合は、予備検査が欠かせません。
Stage1 窓口で受付➡検査場に到着してから、受付完了までの流れを把握しておきます。
Stage2 同一性の確認・外観検査➡検査コース外で行う、検査の流れと操作手順がわかります。
Stage3 検査コースへ入場➡検査コース内で行う検査の流れと操作手順がわかります。
Stage4 窓口に検査書類一式を提出➡窓口で、車検証と標章を受け取って終わりです。
再検査不合格になった場合(慌てなくてOK! 対処法がある)➡当日再検査をする場合と、別日に再検査する場合の対処法があります。
検査内容について、流れや操作手順など頭で整理できましたか?
今回の講座は、内容が盛だくさんでした。
復習しないと。。。
検査の内容は頭で知っているだけではなく、実技として訓練をしておくことが大切です。
あなたのクルマを受検する場合は、実際に駐車場など停止した場所でシュミレーションしてみて下さい。
実際に、自分のクルマでシュミレーションしてみようと思います!
慣れるまで、繰り返し練習ですね。
何度も練習して、本番の検査に備えておきましょう。
はじめての場合や不安な人は、当日に『検査コースの見学』や『検査内容の動画を視聴(事務所内)』ができるようになっています。ぜひ活用してみてください。
ユーザー車検に対するもやもやとしたイメージが、少し晴れてきた感じですよね。
検査内容については、この記事を何度も繰り返して読んでみてください。
基礎講座3はここまでです。
次回は、ユーザー車検の合格秘訣について解説していきます。
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