これまでユーザー車検を10回ほど受けた経験のある、アラフォー女の木葉らんです。
自宅で眠っている車両がある場合、ナンバープレートをつけたままにしておくと毎年税金を負担しなければなりません。
ここでいう税金は、5月頃に納付書が届く自動車税のことです。
そんな場合に一時抹消手続きをすることで、クルマの使用を一旦停止して無駄な税金の支払いを中止できます。
1年以上の長期不在でクルマの利用が無い場合も、この一時抹消手続きをしておくことをおすすめします。
申請は平日になりますので、時間もないし面倒な人・申請場所まで遠い場合は業者に依頼することもできます。
ただし行政書士やカー専門店・販売店などに依頼すれば手数料が高く、結局そのままの状態で税金を支払ったほうが安い場合もあります。
軽自動車の自動車税は、以下の通りです。
軽自動車税(自家用乗用車)
- 新車登録された日付①平成27年4月1日以降➜10,800円
- 新車登録された日付②平成27年3月31日以前➜7,200円
- 最初の新規検査から13年経過➜12,900円
自分で簡単に申請できますので、どちらがお得かまずは検討してみてください。
普通自動車の自動車税は排気量に応じて高額になり、月割りで還付ができるため、申請しておくほうがメリットが大きいです。
軽自動車は月割りの制度はなく、4月1日時点で登録があるすべての車両について年間の税金がかかる仕組みです。
つまり3月31日までに、一時抹消手続きを完了させておく必要があります。
今回は、実際に軽自動車の一時抹消手続きを行いました。
面倒な手続きは早く終わらせて、スッキリしました。
時短で「一時抹消」手続きの申請をする方法
軽自動車の一時抹消手続きは、先程も説明した通り3月31日までに手続きを済ませておく必要があります。
そのため、手続きに訪れる人が多くなるのが年度末の3月です。
手続きするのは、軽自動車検査協会の全国の事務所・支所です。
私が実際に軽自動車の一時抹消手続きを行ったのは、3月16日です。
この時期は混雑するものだと覚悟していましたが、比較的スムーズに手続きをすることができました。
手続きする場所によって差があると思いますが、月末のギリギリに申請するのはお勧めしません。
時間にして約30分くらいだったのですが、事前に準備もして行きました。
手続きの流れを知っておけば、最短で終えることができるはずです。
①事前準備
手続きに必要な物を準備します。
軽自動車の申請で、必要な書類は①~③です。本人以外の申請には④が追加で必要です。
【軽自動車】の必要書類 | 軽自動車(印刷用)PDFファイル |
①軽自動車検査証 | 原本 |
②自動車検査証返納証明書交付申請書/自動車検査証返納届出書 | 軽第4号様式 |
③軽自動車税(種別割)申告書 | 第33号の4の2様式 ※複写用紙 |
※④申請依頼書(代理人申請) | 申請依頼書 |
③軽自動車税(種別割)申告書は、複写用紙になっています。
②~④までの申請用紙は、事務所でもらうことができるのですが……
全部印刷して必要事項を記入しておくと、当日がとても楽です。
軽自動車検査協会の事務所内は狭いので、十分なスペースが無い場合は順番待ちになります。
また、記入例と車検証を確認しながらの記入と記入事項が多いので、思ったより時間がかかってしまうのです。
自宅で準備しておくほうが落ち着いて書けるので、間違いも少ないです。
②ナンバープレートを持参
書類以外に必要なものがあります。
車両の前後に取り付けてあるナンバープレート2枚は、必ず持参しなければなりません。
- 書類以外で必要な物
- ・ナンバープレート2枚
・手数料350円
ナンバープレートは、プラスドライバーで外すことができます。
錆びたりしてネジが回らないときは、潤滑油を差してみてください。
プレートを外した後はスッポリ穴が開いてしまうので、車体内に異物が入ってこないように、プレートカバーがあるといいです。
一旦取り外したネジは元に戻して取付けておくと、無くす心配がありません。
③一時抹消手続きに必要な窓口は3か所
軽自動車の一時抹消手続きでは、3か所の窓口に行きました。
とはいっても、軽自動車検査協会の同じ敷地内なので数秒で行ける範囲です。
一つの窓口で申請できないの?なぜこんな面倒なことを……
お役所仕事では慣例で、管轄があるのです。
まずはじめに、軽自動車検査証①とそれを返還する書類②を申請窓口(受付1)へ提出します
複写になっている軽自動車税申告書③に必要事項を記載した後、ナンバープレート2枚も自動車税の窓口(受付2)で返還します。
受付2で受け取った書類を持って、再度受付1へ提出します。
受付1で完成した申請書類を持って、総合受付(受付3)へ提出します。
- 軽自動車検査証①自動車検査証返納証明書交付申請書/自動車検査証返納届出書②
- 軽自動車税(種別割)申告書③
- 受付窓口へ提出
混雑していない場合でも、窓口を行ったり来たりするので約30分程度の時間がかかってしまいます。
しかも書類に記載する時間も必要なので、事前に準備していない場合はもっと時間を要することになります。
可能なら自宅で印刷して記載しておくほうが、スムーズに申請ができます。
④保管しておく書類
総合受付(受付3)で申請用紙を提出して、番号札が呼ばれるまで待ちます。
自動車検査証返納証明書と自動車検査証返納確認書の2枚を受け取ったら、無事終了です。
この2枚の書類は、大事に保管しておかなければなりません。
例えば、再度クルマを利用するために再登録するときに必要です。
または、やっぱりもう乗らないから中古車として売買するときや、廃車の手続きをするときに必要な書類になります。
【要保管】自動車検査証返納証明書 / 自動車検査証返納確認書 ・・・2枚
まとめ 軽自動車の一時抹消手続き
軽自動車の一時抹消手続きをやってみましたが、事前準備をしておけば約30分ほどで手続きが完了しました。
申請書類の一式は窓口ですべて揃えることが可能なので、時間に余裕がある場合はその場で記載すれば申請は可能です。
窓口で受け取り可能な申請書類はこちら
- 自動車検査証返納証明書交付申請書/自動車検査証返納届出書
- 軽自動車税(種別割)申告書
- ※申請依頼書(代理人申請)・・・本人以外が申請する場合
ただし、個人で準備しておくべきものは次の3点です。
- 軽自動車検査証
- ナンバープレート2枚 (プラスドライバーが必要)
- 手数料350円
押印は必要ありません。脱ハンコ!です。
今回は軽自動車の一時抹消手続きをしましたが、普通車の場合は一部異なる部分があります。
詳しい内容については、次の記事で紹介しています。
利用再開する場合の再登録の方法もわかります。
➜【3分でわかる】乗らない車の『一時抹消』手続きと再登録の方法
またやっぱり廃車しようかと悩んでいる場合は、賢く廃車代金をGETできる方法もあります。
➜ 知らなきゃ損!廃車で45,040円手に入れた方法|3万円と還付金
クルマの税金は高いので、無駄な支出にならないようにしてくださいね。