これまでユーザー車検を10回ほど受けた経験のある、アラフォー女の木葉らんです。

車検を受けるときに、クルマの納税証明書が必要な場合と、なくても大丈夫な場合があります。
自動車税の納税証明書(正式名称:自動車税種別割納税証明書)について、解説してきます。
また、手元にない場合は窓口か郵送で再発行ができますので、その方法についても解説していきます。
車の納税証明書の再発行
納税証明書がない場合、再発行の手続きをすれば手に入ります。
普通車と軽自動車では管轄の窓口が違うため、注意が必要です。

普通車の場合
- 自動車税の支払先は地方税のうち都税・道税・県税で、納税証明書の再発行は都税・道税・県税事務所で行います。
- 継続検査の場合、車検時に納税情報を確認できるため納税証明書は基本的に不要です。(条件あり)
( 納税証明書が必要な条件 )
※納税情報を確認できるのは、自動車税を支払って約2週間前後必要となるため。6月1日~中旬に車検する場合は、納税証明書が必要となります。
【自動車税】便利なキャッシュレス決済の種類と方法|車検6月は注意
軽自動車の場合
- 軽自動車税の支払先は地方税のうち市町村税で、納税証明書の再発行は市町村で行います。
- 継続検査の場合、納税証明書は必ず必要です。

県税事務所というのは馴染みがなくて、知りませんでした。

大きな都市の庁舎の中に入っていることが多いです。
\全国の県税事務所一覧はこちら/

軽自動車の納税証明書について知りたい場合は、普通車の説明は飛ばして読み進めてください。
1-1.普通車は納税証明書がなくても大丈夫|注意点あり

普通車の自動車税は、税金を納めているところが都道府県になるため、県税になります。
金融機関やコンビニなどで支払いを済ませた場合は、以下の自動車税種別割納税証明書に領収日付印を押印した右側だけ切り取って半券を受け取ります。
これが車検で提出する納税証明書です。

平成27年4月からは電子化による納付状況の確認が可能になり、例外を除き必要書類として提示しなくてもよくなりました。
車検を受ける年の税金を払っておく必要がありますが、証明書の有効期限に記載された日までが有効です。
有効期限に記載された日(5月末)まで有効です。
車検の有効期間の満了するのが5月中の場合、今年の分でなくても昨年の自動車税種別割納税証明書が使えます。
6月以降に車検を予定している人は、昨年の分は使えませんね。

車検時に必要な納税証明書は、直近の1枚のみで良いです。
①提示が必要な場合|納付して2週間以内

例外があって、車検の受付時に提示が必要な場合があります。
もう一度、ただし書きの部分を見てください。

各運輸支局で納付情報の確認ができるまで、納付から最大2週間程度時間がかかる場合があります。
と書かれています。
納付情報が反映されていない約2週間は、納付確認ができなくなります。
以下のような、通知書が送られてくるのが4月末~5月上旬で、納期限は5月31日です。

納付確認ができなくなる可能性があるのは、自動車税を納めたすぐ後に車検を控えている場合です。
➡6月1日~6月中旬に車検を行う場合は注意が必要です。
納税証明書の発行を急がれる方、領収書の必要な方は、県税事務所や金融機関の窓口、コンビニの店頭での支払いをお願いします。
納税証明書が必要にならないためには、キャッシュレス決済はしないほうが無難です。
自動車税をキャッシュレス決済をした場合、納税証明書や領収書の発行はありません。(※軽自動車の場合は郵送で発行されますが、時間がかかります。)
6月1日~6月中旬に車検を行う場合は、県税事務所・金融機関・コンビニなどで納税をして、自動車税種別割納税証明書を確実に保管しておくことです。

自動車税を納付して、2週間以内に車検を受ける可能性がある場合は、気を付けてくださいね。
5月末までに車検を行う場合は、昨年度の有効期限内に該当し納付確認ができるため問題ありません。
自動車税を納税する際の注意
- 自動車税の納付期限は毎年5月末になっています。
- 自動車税の有効期限は翌年5月末になっています。
- 6月1日~中旬頃に車検を控えている場合は、金融機関やコンビニ・県税事務所の窓口で現金支払いをして自動車税種別割納税証明書を発行してもらい、車検時に用意しておきましょう。
- クレジットカード、PayPay、LINEPay、などのキャッシュレス決済の場合は、納税証明書及び領収書の発行は行われません。
➜納付情報の確認に約2週間必要になります。

キャッシュレス決済は便利なので、使い方を知っておきましょう。
キャッシュレス決済の種類と支払い方法
1.クレジットカード
➡1台の納付につき、330円の手数料を負担します。
『 Yahoo!公金支払い 』から支払います。
2.スマートフォンアプリ:PayPay LINE Pay
➡納付書1枚当たりの金額が30万円以下で、バーコードの付いたもので利用できます。

3.口座振替
➡来年度の振替から利用できます。申込み期限は、毎年2月末日です。
- 口座振替申込書を金融機関の窓口に提出してください。
- 口座振込申込書は、取り寄せ・県税事務所・金融機関で手に入れることが可能です。
- 通帳・印鑑(通帳登録印)・車検証等自動車の登録番号が分かるものをご持参ください。
【注意事項】
キャッシュレス決済をした場合、納税証明書及び領収書の発行は行われません。
【自動車税】便利なキャッシュレス決済の種類と方法|車検6月は注意
②納税証明書を再発行する方法|窓口

納税証明書を再発行できる場所が決まっています。
キャッシュレス決済をした場合は、納税証明書が発行されません。
また、紛失してしまって至急必要になった場合は、交付申請することができます。
申請先は、県税事務所または県税事務所の分室となります。

私たち国民が納めている税金は、国税と地方税があります。

国税は所得税や法人税、消費税などがあり、税務署が取り扱っています。
地方税は、都道府県税と市町村税とに分けられます。
普通車の自動車税は都道府県税で都道府県事務所が取り扱い、軽自動車の軽自動車税は市町村税で市町村の担当窓口(収納課・軽自動車税課・税務課など)で取り扱います。
車検を受けられる際に必要なものは、一般用納税証明書とは違う自動車税種別割納税証明書(継続検査・構造等変更検査用)です。
前年度までの自動車税(種別割)に未納または延滞金がある場合は、車検を受けられませんので納税が必要です。
窓口で交付申請の手続き【自動車税種別割納税証明書】

受付方法
- 窓口受付にて用紙に記入し、交付申請が可能です。
- 各県税事務所のHPから申請様式のダウンロードが行えるので、事前に印刷して交付申請書を作成しておくこともできます。
- 各県税事務所のHPを検索してみましょう。
\全国の県税事務所一覧はこちら/
交付申請書の記載例
下記は、東京都の交付申請書の記載例です。

記入項目
- 車の登録番号、車台番号
- 納税義務者の氏名、住所
- 代理人の氏名、住所
- 申請者の電話番号
※車検証のコピーを持参すればスムーズです。
受付窓口
各県税事務所または県税事務所の分室
手数料
無料
必要なもの
身分証明書の提示が必要です。

身分証明書と車検証があれば安心です。
③納税証明書を再発行する方法|郵送
わざわざ出向いて行かなくても、郵送で申請することができます。
返送してもらうまでの時間を考えて、早めの申請が必要です。
郵送で交付申請の手続き【自動車税種別割納税証明書】
受付方法
- 郵送受付にて交付申請が可能です。
- 各県税事務所のHPから申請様式のダウンロードが行えるので、印刷して交付申請書を作成します。
- 郵便切手を貼った返信用封筒と身分証明書のコピーを同封して、受付窓口へ郵送します。
\全国の県税事務所一覧はこちら/

交付申請書が準備できない場合
自宅にパソコンやプリンターがなくて申請用紙を準備できない場合は、車検証のコピーを申請書の代用として郵送します。
車検証の余白に、以下の項目を記述します。
- (代理人が申請する場合)代理人の氏名・住所
- 申請者の電話番号
- 「自動車税(種別割)納税証明(継続検査等用)」の交付を受けたい旨
➡ 【返信用封筒(必ず切手を貼る)】と【身分証明書】のコピーを同封して、受付窓口へ郵送します。

受付窓口
各県税事務所または県税事務所の分室
手数料
無料
郵送での申請の場合は、お届けまでに概ね1週間~10日程度かかります。

急ぎの場合は、直接窓口で申請したほうが早いです。
普通車の納税証明書を再発行する方法について、説明してきました。
次は、軽自動車の納税証明書の再発行の方法について解説していきます。
1-2.軽自動車は納税証明書が絶対に必要
軽自動車税は税金を納めているところが市町村になるため、市町村税になります。

納税者が住んでいる市町村から、はがきで納税通知書が届きます。

中を開けると、軽自動車税の案内が記されています。
このはがきにはバーコードがあるので、スマホアプリなどで簡単に決済ができます。

このはがきで、金融機関の窓口・コンビニ納付をした場合、市町村の税務課から軽自動車税(種別割)納税証明書が送られてきます。
キャッシュレス決済は、口座振替かスマホアプリからの納付で、クレジットカードは対応している自治体としていない自治体があります。
キャッシュレス決済の種類と支払方法
1.クレジットカード
➡1台の納付につき、330円の手数料を負担します。
『 Yahoo!公金支払い 』から支払います。
2.スマートフォンアプリ:PayPay LINE Pay
➡納付書1枚当たりの金額が30万円以下で、バーコードの付いたもので利用できます。

3.口座振替
➡来年度の振替から利用できます。申込み期限は、毎年2月末日です。
1.クレジットカード
➡1台の納付につき、330円の手数料を負担します。
『 Yahoo!公金支払い 』から支払います。
2.スマートフォンアプリ:PayPay LINE Pay
➡納付書1枚当たりの金額が30万円以下で、バーコードの付いたもので利用できます。

3.口座振替
➡来年度の振替から利用できます。申込み期限は、毎年2月末日です。
- 口座振替申込書を金融機関の窓口に提出してください。
- 口座振込申込書は、取り寄せ・県税事務所・金融機関で手に入れることが可能です。
- 通帳・印鑑(通帳登録印)・車検証等自動車の登録番号が分かるものをご持参ください。
【注意事項】
キャッシュレス決済をした場合、6月中旬~下旬ころに納税証明書及び領収書を郵送します。
軽自動車の車検時には、直近の納税証明書が必要です。
➡5月末までに車検を行う場合は、昨年度の有効期限内に該当するため昨年度の納税証明書が有効です。(この後解説します)

6月の車検を受ける場合は、キャッシュレス決済は避けて現金払いにしましょう。
車検を受けられる際に必要なものは、一般用の納税証明書(年間所得額の証明書)とは異なる軽自動車税(種別割)納税証明書です。

前年度までの軽自動車税(種別割)に未納または延滞金がある場合は、車検を受けられませんので納税が必要です。
①納税証明書の再発行は市町村で行う
軽自動車税は地方税ですが、普通車の県税とは異なり市町村に納税しています。
軽自動車税(種別割)納税証明書を再発行する場合は、納税者が住んでいる市町村で再発行を申請してください。
収納課・軽自動車税課・税務課など、それぞれの市町村で申請する名称が異なるため、事前に問い合せてみてください。
②納税証明書を再発行する方法|窓口

普通車の場合とは違って、キャッスレス決済をした後に納税証明書が発行されます。
軽自動車税を口座振替やスマホアプリで納付をした場合、以下のような軽自動車税(種別割)納税証明書が郵送されてきます。

また、紛失してしまって必要になった場合は、再交付を申請することができます。
申請先は、管轄市町村の担当窓口(収納課・軽自動車税課・税務課など)となります。

受付方法
- 窓口受付にて用紙に記入し、交付申請が可能です。
- 各市町村のHPから申請様式のダウンロードが行える場合は、事前に印刷して交付申請書を作成しておくこともできます。
➡『○○市・○○町・○○村 軽自動車税納税証明書』で検索してみましょう。
受付窓口
・各市町村の担当窓口(収納課・軽自動車税課・税務課など)
手数料
無料
必要なもの
身分証明書の提示が必要です。
記入事項
- 車の登録番号、車台番号
- 納税義務者の氏名、住所
- 代理人の氏名、住所
- 申請者の電話番号
※車検証のコピーを持参すればスムーズです。
③納税証明書を再発行する方法|郵送
わざわざ出向いて行かなくても、郵送で申請することができます。
返送してもらうまでの時間を考えて、早めの申請が必要です。
郵送で交付申請の手続き【自動車税種別割納税証明書】
受付方法
- 郵送受付にて交付申請が可能です。
- 各県税事務所のHPから申請様式のダウンロードが行えるので、印刷して交付申請書を作成します。
- 郵便切手を貼った返信用封筒と身分証明書のコピーを同封して、受付窓口へ郵送します。

交付申請書が作成できない場合
自宅にパソコンやプリンターがなくて申請用紙を準備できない場合は、車検証のコピーを申請書の代用として郵送します。
車検証の余白に、以下の項目を記述します。
- (代理人が申請する場合)代理人の氏名・住所
- 申請者の電話番号
- 「軽自動車税(種別割)納税証明(継続検査等用)」の交付を受けたい旨
➡ 【返信用封筒(必ず切手を貼る)】と【身分証明書】のコピーを同封して、受付窓口へ郵送します。

受付窓口
市町村担当窓口
手数料
無料
郵送での申請の場合は、お届けまでに概ね1週間~10日程度かかります。

急ぎの場合は、直接窓口で申請したほうが早いです。
その他、納税証明書が必要な場面
2-1.クルマを譲渡する場合

クルマを譲渡した場合は、新所有者が納税義務者となります。
旧所有者が何らかの理由で自動車税を支払わずにいると、自動車税未納の状態になってしまいます。
自動車税が未納のままでも譲渡は可能ですが、未納があると車検を受けれません。
その時になって納税証明書がないことに慌てて気が付いて、最悪車検切れになることもあります。
クルマの譲渡をする場面では、納税証明書もあわせて授受しておくことが大事になります。
2-2.他県へ引っ越す場合

自動車税を納税後に他県への引っ越しをした場合、納税証明書の再発行は引っ越す前の地域の管轄に申請する必要がります。
その場合は、郵送で交付申請することになります。
引っ越しが前もってわかっている場合は、そのような面倒になる前に、金融機関の窓口かコンビニで納税して、納税証明書を手元に残しておけば問題ありません。
まとめ|車の納税証明書の再発行方法


普通車と軽自動車とでは、納税先が異なるので手続きが分かりにくいですね。

知らないことが多かったです。

キャッシュレス決済は便利なんですけど、特に6月1日~6月初旬に車検をする場合は窓口決済しておくのが無難ですね。

はい。5月までに車検を済ませる場合は、昨年度の自動車税種別割納税証明書を持っているなら有効期限内なので提示可能です。
納税証明書が必要になるのは、車検で未納・滞納があれば絶対に通らないからです。
最近ではキャッシュレス決済が進んでいて便利なので、ついスマホで決済してしまいますよね。
ですが、金融機関・コンビニなどの窓口で決済しておけば、納税したことを確実に証明出来る自動車税種別割納税証明書が発行できて手元に残るので、納税の証明には即効性がある一番確実な方法です。
-
-
【自動車税】便利なキャッシュレス決済の種類と方法|車検6月は注意
続きを見る