これまでユーザー車検を10回ほど受けた経験のある、アラフォー女の木葉らんです。
初めてユーザー車検をする場合、当日はどうなるのか全く見当がつきませんよね。
ユーザー車検が行われる1日の流れがわかると、予定も立てやすくなります。
ユーザー車検の当日の予定は?
- 受付はすんなりできるか?
- 検査の時間はどれくらいかかるのか?
- 終わるのはいつになるのか?
- 当日は何も予定をいれないほうがいいのか?
といった疑問があるのではないでしょうか。
ユーザー車検は、丸一日潰れてしまうのでしょうか?
すんなりいけば、2~3時間あれば大丈夫です!
はじめてでも、半日あれば終わりますよ!
土日祝日はユーザー車検を受けられないので、平日は仕事を休まなければなりません。半日で終わるなら、せっかくなので予定を入れたいなと思っています。
お仕事で休まなければならない場合や、プライベートを有効に使いたい方は、当日どんなことをするのか知っておくことで、予定が立てやすくなるかもしれません。
この記事で分かること
- ユーザー車検当日の、流れと時間がわかります。
- 前もって予約をするために、予定がたてやすくなります。
- ユーザー車検で不合格になった場合どうなるのか知っておくことで、スケジュール変更の可能性を知ることができます
では、さっそく解説していきますね。
ユーザー車検は半日あれば合格できる!
当日の受付時間と検査時間は、次のように決められています。
ユーザー車検の予約をする場合に、1~4ラウンドから選択します。
時間帯をよく見てみると、ラウンドの間に15分間と1時間の休憩時間があります。
休憩のチャイムが鳴ると、その時間帯は必ずラインが止まり作業は停止になります。
2ラウンドの時間帯で検査が終わらなかったり、再検査になった場合はどうなりますか?
お昼の休憩をはさんで、3ラウンドに持ち越しになってしまいます。
午前中に終わらせたい場合や、午後からの検査を希望する場合は、検査開始時間にはコースに並んでおくようにします。
検査コース内の機械は、検査時間の間しか動きません。
検査終了ギリギリになって検査を始めた場合、途中で時間切れになってしまうことがあります。
休憩のチャイムが鳴ると、検査員はその場からいなくなります。
えっ!?いなくなってしまうのですか?
はい。時間厳守です。
検査時間になると戻ってきて、再開します。
また、混雑状況によってはなかなか進まず、通常より時間がかかることもあります。
ですが、ユーザー車検は、半日で終わらせることは十分可能です。
そのためには、当日の無駄のない時間配分が決め手となります。
無駄のない時間配分についてはこれから説明していきますので、安心してくださいね。
1-1.当日予定を入れても大丈夫?
私がこれまでに行ってきたユーザー車検で、1度だけ午前と午後にまたがってしまったことがあります。
それは、検査で不合格になったときでした。
ユーザー車検2回目の時で、その頃は不慣れだったせいでもあったからです。
でも、慣れてくると不合格になることも少なくなったり、時間配分がうまくできるようになりました。
いつも決まった2ラウンドに予約をして、『予備検査~受付~検査コースに並ぶ』といった決まったルーティンをすれば、いつもと同じように終わることができています。
いつもの私のルーティン、午前中で終わるパターンです!
具体的な流れについては、この後で説明していきます。
①午前中で終わらせたい場合
どうしても午前中に終わらせたい場合は、1ラウンド目に予約しておきます。
検査時間は9:00~10:15となっていますので、早めに並んで一発で合格出来たら10時前までに終わってしまいます。
仮に再検査になった場合でも、すぐに予備検査場に持ち込めば対応してくれます。
再検査は予約なしで並ぶことができるので、2ラウンドの時間内で再検査コースに並べば午前中に終わらせることが可能です。
ユーザー車検に慣れてくれば手順が分かるので、2ラウンド目に予約しても午前中で終わらせることは可能です。
ただし検査場の混雑状況によっては、再検査になった場合は注意が必要です。
時間内に再検査できなければ、昼の休憩後に再検査となってしまうのです。
確実に午前中で終わらせなければならないときは、1ラウンドに決めておくほうがいいですね。
午前中に終わらせるためのポイントは、書類作成を素早く終わらせて検査コースに並ぶことが大事です。
時間に余裕をもって、ユーザー車検に臨むことが大事です。
ここがポイント
- 午前中に終わらせるためには、1ラウンドか2ラウンドの始めを狙います!
- 本検査で不合格になった場合でも、再検査をして午前中に終わらせることは可能です。
- 時間がギリギリだとミスしたり危険につながるので、時間と心の余裕は大事です。
②午後で終わらせたい場合
午前中に用事があっていけない場合は、午後からの3ラウンドで予約をして受検すればその日に終わらせることは出来ます。
4ラウンドは14:30~16:00までが、この日の最後の検査時間となってしまいます。
はじめてユーザー車検を受ける場合は、このラウンドで受検するのはできれば避けたほうがいいです。
再検査になったときの対処を、時間内に終わらせることが難しくなります。
そうなると、翌日以降に再検査のために来場しなければなりません。
また、仮の車検証となる限定自動車検査証を、窓口で発行する手続きをしなければなりません。
このような手間を考えたら、最初から余裕をもって3ラウンドで予約をしておくべきですね。
ここがポイント
- 午後の受検を希望する場合は、3ラウンドで行いましょう。
- 本検査で不合格になった場合、再検査の時間が無くなった場合は翌日以降の再検査となってしまいます。
- その日に合格できなければ、仮の限定自動車検査証を発行しなければなりません。
- はじめてユーザー車検を受ける場合、4ラウンドでの受検は避けましょう。
③初心者は午前中を利用しよう!
初心者は、できるだけ時間のある午前中を利用しましょう!
午前中にすんなり検査が終われば、それでいいのですが。。。
やはり再検査になることを、想定しておく必要があります。
初心者は、単純な操作ミスも起こるからです。
その場合、午前中のうちに終わらなくても、午後からの再検査が可能なので安心です。
操作ミスくらいなら再検査もすぐに終わりますが、ヘッドライトの光軸で不合格になった場合など調整が必要な場合もあります。
その可能性を考えた時に、時間の余裕がある午前中に予約をしておけば安心です。
翌日以降に再検査することになったら、本当に手間がかかりますよね。
安全策で午前中に行きましょう!
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1-2.ユーザー車検の流れ
当日の流れを教えてください。
はい。
最初にお話した『無駄のない時間配分』ですが、ポイントは申請書類の受付を素早く行うことです。
申請書類を受付するまでの流れをしっかり把握しておくだけで、スムーズに受検できますよ。
出鼻をくじかれると後々うまくいかないので、最初が肝心です。
受付の流れを把握しておこう!
検査場に到着してから行う、申請書類の受付の流れを説明していきます。
受付は事務所内で行いますが、完成した書類を提出して受付完了となります。
不備があると、何度でもやり直しになります。
受付に時間がかかってしまうと、検査コースに並ぶ時間が遅くなってしまいます。
受付は毎回決まりきった単調な作業なので、手順を把握しておいたほうが早く済みます。
ですが、意外と時間がかかってしまうのが受付です。
これから説明する流れを、しっかり理解しておきましょう!
『申請書類受付』までの流れを見ていきましょう。
STEP 1 最初に登録事務所にいきましょう
✓車検証・自賠責証明書・現金の3点と予約番号のメモを必ず持参して、登録事務所に向かいます。
1.車検証
2.自賠責証明書
3.現金
4.予約番号
※予約番号のコピーかメモ書きも持参します。➡STEP3でバーコードスキャンする場合は無くても大丈夫です。
STEP 2 窓口の書類ケースを探しましょう
✓申請書類を入手します。
通常は、受付事務所内の窓口で自由に取り出せるようになっています。
書類ケースを探してみてください。
申請書類が複数並んでいるので、継続検査で必要とする以下の書類を確実に選びましょう。
1.継続検査申請書
2.自動車重量税納付書
3.自動車検査表(1)
※自動車検査票(1)は、次のSTEP3の要領で入手してください。
STEP 3 車検証のQRコードをスキャンします
受付事務所内に、印刷機が設置されている場所を探してみてください。
車検証の右下にQRコードがありますので、スキャンします。
✓必要事項が印字された③自動車検査表(1)が、以下のように印刷されます。
上部と下部の備考欄に、日付と予約番号が印字されています。
QRコードをスキャンしない場合は、すべて自分で記載する必要があります。
手記入する場合は、予約番号を記入するので準備しておかなければなりません。
QRコードをスキャンすれば印字されているので、万が一予約番号を忘れてしまっても問題ありません。
STEP 4 必要事項の記入をします
✓記載コーナーで、必要書類の記入事項を漏れなく記入していきます。
ここで1から記入すると、完成するのに意外と時間がかかってしまいます。
ボールペン書きと鉛筆で書く場所があるので、迷ってしまうんですよね。
事前に申請書類をコピーして下書きをしておくと、スムーズに記入が完成します。
検査コースに並ぶ時間が遅れてしまって気持ちが焦ってしまいますので、検査コースに集中するためには下書きしたコピーを準備しておきましょう。
STEP 5 事務所を出て売店へ向かい、支払いを済ませます
✓記載済みの申請書類と車検証が必要です。
ここでは、自動車重量税や検査料などの支払いをします。
売店の人が、書類に印紙を貼り付けてくれます。
STEP 6 自賠責保険の更新をします
✓自賠責保険の更新をするため支払いをして、証明書を発行してもらいます。
今までの自賠責証明書も必要で、新旧証明書を重ねてホッチキスで止めて手渡されます。
STEP 7 書類一式を持って、再度登録事務所の受付窓口へ行きます
✓窓口に書類一式を提出し不備がなければ、受付は完了です。
確認印をもらい、すべての書類を持って検査コースに並びます。➡検査開始
すべて自分でやらなきゃいけないことなので、初めは迷ってしまいそうです。
そうですね。
始めは時間がかかってしまうと思います。
そこでおすすめしたいのが、最初に申請書類を作成しておくことです。
申請書類はネットでダウンロードできるので、印刷して記入しておきます。
当日に書き写すだけにしておけば、簡単ですよ!
これだと、前日までに落ち着いて作成できますね。
ここがポイント
- 受付に時間がかかると、検査コースに並ぶのが遅れてしまいます。
- 申請書類をもって支払いのために売店などへ移動するので、手順通りにやらないと右往左往して時間を浪費してしまいます。
- 申請書類を記入するのは意外と時間がかかるので、前日までにコピーして作成しておきます。
申請書類の作成については、次の記事で詳しく説明しています。
1-3.ユーザー車検の時間
実際に受付や検査コースで、どれくらい時間がかかるのか計ってみました。
何度もユーザー車検を行ってきましたが、だいたい始まる時間と終わる時間はいつも決まっています。
ユーザ車検の当日のルーティン - 2ラウンド予約の場合 -
STEP1
自宅を出発 AM9:00
➡自宅から検査場まで約30分程度で到着
- 駐車場でタイヤホイルカバーを取り外す
- ダッシュボードから保険証と自賠責保険証を取り出す
- ODDメーター(積算走行距離)の記録(写真)
STEP2
予備検査 約5~10分 (待ち時間は除く)
- 検査場の目の前にあり、いつも既に順番待ちの列がある
- 予備検査時間は短いので、順番がすぐに回ってくる
STEP3
書類を揃えて受付をする 約30分
- 『申請書類受付』の流れの通りに、テキパキ行動する
- 既にコピー書類を作っているので書き写すだけ、これが早い!
- 支払いの明細を記載した封筒に現金を入れ、最後はいつも空になる
2ラウンドの受付時間は10:15から始まります。検査時間は10:30からですね!
STEP4
検査コースに並ぶ (待ち)約15~20分
- 1ラウンドの終わりの時間帯になり、書類の受付後すぐに検査コースに並ぶ
- 混雑しているときは待ち時間が長くなる
- 初心者や補助が必要な場合は、ハザードを点滅させておく
STEP5
検査開始 約15~20分
- 検査コース内でトラブルがない限り、一定の速度で進んでいく
- 途中で休憩になる場合もある(再開までそのまま待機)
STEP6
受付で車検証をもらう (待ち)約10~15分
- 事務所内の窓口で、車検証ができるまで待つ
- 車検証を受け取ったら駐車場に戻り、標章シールを鏡面に貼る
- タイヤのホイールカバーを取り付ける
AM11:00 終了
STEP7
再検査になった場合
ユーザー車検では、再検査はよくあることです。
手順が分かっていると、行動しやすいです。
慌てずに落ち着いて対応すれば、午前中には終わりますよ。
この後、詳しく説明していきます
ここがポイント
- 受付がすんなり終われば、検査コースに早く並ぶことができます。
- 途中で休憩時間がある時間帯を避けることが、早く終わらせるポイントです!
1-4.不合格になったときはどうなる?
ユーザー車検に慣れても、不合格になることはたまにあります。
不慣れな初心者にとっては、不合格になるのは仕方がないことかもしれません。
聞き慣れない言葉や操作で、タイミングがずれてしまったり、操作ミスをしてしまうからです。
クルマ自体の問題ではなく、人間の操作ミスの場合は再検査ですぐに合格になります。
はじめての場合は、ミスしてしまうものでしょうか?
やっぱり慣れは大事かなと思います。
でも、基本的な用語や操作を頭に入れて臨めば、大丈夫です!
それに・・・
はじめての場合や不安な人には、検査官が傍でついてアドバイスしてくれます。
検査コースに入る手前で、ハザードを点滅させておく
初心者や補助が必要な場合は、検査コースに入る手前でハザードを点滅させておきます。
検査コースに入る直前になると検査官が駆けつけてくれて、最後まで傍でサポートしてくれます。
周りはベテランの人が多いのですが、誰も気にしていないので恥ずかしがらずに自己申告しましょう!円滑に検査が終わることが大事です。
不合格になったときの対応
再検査の場合 約5分~10分 (予備検査調整)内容によるが約10~20分
- 操作ミスならすぐに再検査コースに並び、整備が必要なら予備検査場へ向かい調整してもらう
- 準備ができたら再検査のコースに並び、不合格の箇所だけ再検査する
- 検査時間内なら、いつでも再検査は可能
- 再検査の制限回数は2回まで
不合格になった場合でも、不備の調整してくれる予備検査はとても心強いです。
本当にその通りです。
私もそのおかげで、毎回安心してユーザー車検を受けることができています。
予約なしで行ける予備検査のメリット|初心者ユーザー車検は必須!
まとめ|当日の流れと時間を把握しよう!
ユーザー車検を受ける場合は、午前中に予約をしておくことをおすすめします。
再検査になったときでも、午前中にすべて合格できれば終わりです。
当日の状況によっては、午前中では間に合わないことがあるかもしれません。
翌日以降に持ち越すのは、それこそ面倒なことが増えますよね。
はじめてのユーザー車検の予約は、丸1日予定のない日を選びましょう!
わかりました!
時間に余裕があるほうがいいですね。
そうですね、時間の余裕は心の余裕にもなります。
では、今回のまとめです。
- 初心者のユーザー車検の場合は、午前中の1ラウンドか2ラウンドに予約をして済ませておきましょう!
- ユーザー車検当日の流れを把握し、まず申請書類の受付を素早く終わらせることが大事です。
- ユーザー車検は、半日で終わらせることは十分可能です。
- 不合格で再検査になっても、落ち着いて対応すれば、その日に終わることができます。
- 初心者や不安な場合は、ハザード点滅で検査官に補助をしてもらいましょう!
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